Meeting Chilean Arpilleras

Political Repuression 政治的抑圧

 

Bombing of the State Radio Corporation

国立ラジオ局の爆撃

National Stadium in Santiago used as Prison

刑務所として使われたサンチアゴの国立競技場

Prisoners of War in Pisagua

ピサグアの政治囚たち

Putting out Fire with Feet

足で火を消す

School Commemorates the Dead

学校での追悼

「政治的抑圧」

1973年から1990年までのチリは、政治的・社会的な表現や活動が激しく抑圧される状況にありました。辛苦に耐えかねて立ち上がった人びとのデモは暴力的に鎮圧されました。また政府を批判するメッセージを少しでも発したり、政治行動に関わったと疑われた人は、ある日突然姿を消していくのでした。そして多くの人びとが、後に遺体となって発見されました。


「追悼・記念」

軍政期に命を落としたり行方不明になった人びとを、蝋燭をともして想起し慰霊する人びとを描いています。政治抵抗のメッセージは明白に示されてはいませんが、犠牲者個人個人を回想する行為は、二度と同じ事が繰り返されないようにという思いをも生み出します。陰惨な行いがあったことを忘れまいとする意志は、必ずしも過去に縛られていることを意味するのではなく、現在および未来のビジョンへとつながっているのです。